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AI導入への第一歩|AIを「全社で活用される」ツールにする3つの条件

公開日:2026.02.19

企業におけるAI活用の第一歩におすすめの方法として、社内文書の素案作成や会議の議事録作成、営業資料の作成、FAQ作成などが挙げられます。AI導入の基本的な進め方と、全社で活用されるツールにするための条件をまとめました。初めてのAI活用におすすめのツールとともに紹介します。

業務にAIを取り入れたいものの、具体的にどのような用途で活用すべきか迷っている事業者様は多いのではないでしょうか。AIの用途は多岐にわたるため、はじめは導入しやすいところから取り入れていくことが得策です。
本記事では、AIの導入・有効活用の第一歩におすすめの活用方法や、基本的な導入の進め方についてわかりやすく解説しています。AIを全社で活用する上で求められる条件や、初めてのAI活用におすすめのツールもあわせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

企業におけるAI導入の現状と活用が推奨される理由

企業におけるAI導入は、現状どの程度進んでいるのでしょうか。そもそもなぜ企業でAI活用が推奨されているのか、その理由とあわせて確認しておきましょう。

生成AIの活用方針策定状況

令和7年版 情報通信白書によれば、生成AIを「積極的に活用する方針」「活用する領域を限定して利用する方針」と回答した企業が全体の49.7%にのぼっています。AI活用に前向きな企業が半数を占めているのが実情です。

一方で、生成AI導入に対する懸念事項としてもっとも多く挙げられていたのは「効果的な活用方法がわからない」(30.1%)ことでした。AIをどのような用途で導入すべきか、迷っている段階の企業も少なくないことがうかがえます。

参照:総務省|令和7年版 情報通信白書

企業にてAI活用が推奨される理由

企業にてAI活用が推奨される理由として、生産年齢人口の減少が挙げられます。労働力の担い手不足が今後いっそう加速していくことを踏まえると、多くの業界で人手不足がさらに深刻化していくことは想像に難くありません。人手不足を補うには、AIに委ねられる業務はAIに任せ、人が創造力を発揮するべき業務に人的リソースを集約させていく必要があります。AIを「人の仕事を奪う脅威」と捉えるのではなく、「重要な経営課題の解決につながるツール」として位置づける必要があるでしょう。

AIの導入・有効活用への第一歩としておすすめの活用方法

AIの活用方法は多岐にわたります。それらの中でも、初めてAIを導入する企業におすすめの用途を紹介します。

社内文書の素案作成

提案資料や打ち合わせ資料などの社内文書の素案作成は、AIに委ねられる業務の好例です。人の手で一から作成した場合、時間と手間がかかるケースも少なくないでしょう。素案をAIに作成してもらうことで、「考える」「ブラッシュアップする」といった、人が担うべき工程に注力しやすくなります。結果として資料の質が向上したり、社内文書作成をより効率的に行えるようになったりできる点がメリットです。

会議の議事録作成

会議の議事録をAIで自動生成する方法もおすすめです。自動文字起こしや会話内容の要約機能を備えたAIツールを活用することで、議事録作成に要していた時間が短縮されます。結果として、会議中にメモを取る手間が軽減され、話し合いそのものに集中しやすくなるでしょう。文字起こしされたデータをそのまま蓄積できるツールを導入すれば、必要な情報を後日検索して素早く見つけたり、意思決定を下す際に参照したりすることも可能です。

セールススクリプトや営業資料の作成

セールススクリプトや営業資料の作成にもAIを活用できます。トップセールスの成功パターンや知見をAIが分析・抽出し、再現可能な営業ノウハウとして全社に展開できるからです。優れたセールススキルを備えた人材の知見を資産化することにより、組織全体で安定的な売上成長を実現できるでしょう。営業ノウハウの属人化やブラックボックス化を防ぐための施策としてもおすすめです。

FAQの作成

社内FAQやコールセンターでの顧客対応に使用するFAQの作成にもAIを活用できます。業務上のコミュニケーションを音声データから文字に自動で変換し、それらの中から出現頻度の高いキーワードや重要度が高いと思われる単語をAIが抽出し、FAQとして整えてくれるからです。業界特有の専門用語や社内用語をAIに学習させることで、自社が蓄積してきた知見やノウハウを反映させたFAQを効率良く作成できるでしょう。

AI導入の基本的な進め方

AIはどのような手順で導入すればよいのでしょうか。基本的な進め方を5ステップで紹介しますので、この手順に沿ってAI導入を計画的に進めていきましょう。

1. 自社の課題を整理する

最初のステップとして、自社が現状抱えている課題を洗い出し、整理しておくことが大切です。AIツール導入そのものが目的とならないよう、AIによって解決すべき課題を抽出して優先順位をつけておく必要があります。

前述のとおり、AIを活用できる業務は多岐にわたります。自社にとって解決すべき課題を明確にすることでAIの用途や利用シーンが絞り込まれ、必要とする機能がより明確になるでしょう。

2. AIで解決すべき業務範囲を明確にする

次に、抽出した課題のうちAIによって解決できそうなものをピックアップしていきます。AIは決して万能なツールではありません。人が担うべき役割と、AIに委ねるべき業務を切り分けておくことが重要です。一例として、人の手や目視で進めると膨大な時間がかかる作業や、データの規則性に注目する必要のある業務などは、AIが得意とする領域である可能性が高いと考えられます。

3. 学習データを収集・成形する

AIツールの多くは学習データを必要とします。社内に散在しているデータを集め、学習データとして役立つものを選り分けていきましょう。そのうえで、ツールが対応可能なフォーマットに合わせてデータの形式を整え、学習データとしてAIにインプットします。

ただし、学習データの収集・成形には専門知識が求められるケースも多いのが実情です。ツールによって専門知識を必要とせず、社内用語や専門用語を手軽に登録できるものもあります。こうしたツールを活用することで、AI導入のハードルを下げられるでしょう。

4. 試験導入し、検証を繰り返す

AIは初めから全社で一斉に導入するよりも、まずは小規模なチームや部門で試験導入し、業務上支障のないアウトプットを得られるか確認しておくことをおすすめします。導入した当初は、想定していなかったアウトプットが生成されたり、対応が不十分な業務プロセスが生じたりすることもめずらしくありません。アウトプットの質を検証し、必要に応じて学習データの追加や修正を行った上で、徐々に適用範囲を広げていくとよいでしょう。

5. 効果測定と改善のPDCAサイクルを回す

AI導入後は定期的に効果測定を行い、新たな課題が見つかるごとに対処していく必要があります。たとえば、学習データの調整や活用ルールの見直し、業務フローそのものの再考などが求められるで

しょう。

AI導入後すぐに成果が出るとは限らず、新たな課題が見つかることも多くあります。導入までをゴールと捉えるのではなく、導入後の運用を通じてPDCAサイクルを回していくことが大切です。

AIを全社で活用されるツールにするための3つの条件

AI導入をチームや部門単位に留めるのではなく、全社で活用されるツールにするにはどのような取り組みが必要になるのでしょうか。AI活用を全社に展開するための条件を見ていきましょう。

暗黙知や最新情報を随時反映する

自社特有の情報を学習データに反映する機能の有無は、AIが全社で活用されるツールになるかどうかを決定づける要素と言っても過言ではありません。一般論に留まらず、組織内で培われてきた暗黙知や、業務上の最新情報を取り込めるツールを選ぶ必要があるでしょう。

また、学習データの追加・修正を手軽に行えるかどうかも確認しておきたいポイントの1つです。データの自動取込に対応しているツールや、音声データから重要な情報を自動で抽出できるツールであれば、暗黙知や最新情報が随時反映されるため、運用の手間を軽減できます。

AI活用のインセンティブが感じられる仕組みにする

AIを活用することで、具体的な成果や省力化につながる業務プロセスを構築することも大切な条件といえます。かえってやるべきことが増えたり、業務フローが従来よりも複雑になったりしていないか、導入時点で十分に検証しておくことが大切です。

さらに、AIを「鍛える」ためのプロセスに、誰がどのような形で貢献したのかが可視化される仕組みが用意されているのが望ましいでしょう。AIに新たな知見を与えたり、フィードバックを通じて誤りを訂正したりする行為そのものが評価対象になっていれば、従業員がAIを積極的に鍛えてくれる確度が高まるからです。

社内文化として定着させていく

AI活用を社内文化として定着させていくことも重要な条件の1つです。業務プロセスの一部としてAI活用を浸透させ、「意識して使うツール」から「使うのが当たり前のツール」へと移行させていく必要があります。

具体的には、業務フローにAIを活用するステップを組み込んでおく方法がおすすめです。たとえば議事録作成に関しては、「会議中の記録には録音+文字起こし機能を活用する」「会議後は要約機能を活用し、議事録の下書き作成をAIで作成する」といったルールを設けることで、日常的に活用されるツールへと昇華しやすくなります。

初めてのAI活用には「ナレツグ」がおすすめ

これからAIツールを導入する事業者様には、会話を知的資産に変える「ナレツグ」の活用をおすすめします。音声の文字起こしとAIによる要約に対応しているツールのため、幅広い用途で活用可能です。ナレツグの主な導入メリットを見ていきましょう。

高精度なリアルタイム文字起こし&AIアシスト

ナレツグには、高精度なリアルタイム文字起こし機能とAIアシスト機能が標準搭載されています。会話の内容をAIが詳細に分析し、文脈を理解した上で、漏れや効果的な切り返しなどをリアルタイムで表示できる点が特長です。

たとえば、商談の文字起こしデータと営業資料を基に、どのような営業手法が成果につながっているのかを明確化することも可能です。この情報をトークスクリプトに反映させることで、誰もが顧客のニーズを捉えた提案を行えるようになるでしょう。

社内用語、専門用語を登録できる

ナレツグの学習データでは、新たな用語を簡単に登録できます。専門用語や社内略語などを辞書登録することで、音声認識と文字起こしの精度が飛躍的に高まる点が大きな特長です。

さらに、リアルタイムで画面に用語の注釈を表示できるため、業界経験の浅い担当者でも顧客との会話を理解しやすくなります。複数拠点で収集された情報を一元化し、社内情報を横断検索することも可能です。こうした機能を活用することで、人材育成やノウハウの共有を効果的に行いやすくなるでしょう。

AIを育てる活動が可視化される(特許第7514576号)

ナレツグにはAIを「育てる」活動を可視化する機能が備わっています。たとえば、「誰のフィードバックが受注率の向上につながったか」といった貢献がスコア化される仕組みです。AIが生成したトークスクリプトの改善提案や、効果的なFAQの追加といった貢献が可視化されるため、各従業員が暗黙知を積極的に共有するインセンティブが生まれます。貢献度を示すスコアを人事評価と連携させることにより、AIを育てる活動そのものが高評価につながる仕組みを確立することも可能です。

対話を通じてAIが進化する(特許第7514575号)

対話を通じてAIが進化していくこともナレツグの大きな特長です。現場の営業担当者が「この切り返しが効果的だった」「このヒアリング項目を追加すべき」といったフィードバックを行うと、その知見がAIに即座に反映されます。以降、 生成されるトークスクリプトやヒアリングシートはより洗練された効果の高いものとなるでしょう。ナレッジの陳腐化や流出を防ぎ、企業独自の「勝ち続ける仕組み」を構築できる点がメリットです。

全社での活用を見据えたAI導入はスモールスタートがおすすめ

AIの活用に積極的な企業が増えつつあるとはいえ、AIの効果的な活用方法について検討中の企業も少なくありません。今回紹介したAIの導入・有効活用への第一歩としておすすめの活用方法を参考にしながら、効果を実感しやすい業務からAIを取り入れていくことが得策です。

AI活用を限られたチームや部門に留めるのではなく、全社に浸透させていくには、用途を具体的に絞った小規模チームでの活用から始めるとよいでしょう。AIの導入メリットを体感した上で、活用する部門を徐々に広げていく方法がおすすめです。実務での具体的な利用シーンが想定されているナレツグなら、スモールスタートから無理なくAIを導入できます。ナレツグを活用して、AIを「使う」「育てる」社内文化の醸成を目指してみてはいかがでしょうか。

AIツール「ナレツグ」